【鈴音編】428 封鎖された渋谷で【予告】#shorts #攻略 #428封鎖された渋谷で #428

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亜智の妹で17歳の遠藤鈴音は、拡張型心筋症のため心臓の移植待ちをしており、入院生活を送っていた。彼女の血液型はきわめて特殊な「RHマイナス・ボンベイ型」であり、日本に数十人しか存在せず、適合するドナーが見つかる可能性は絶望的であった。

ある日、重病のウィルソン病で「肝臓の移植待ち」のため入院している14歳の少年・風間拓也と出会う。数日に一度程度の短い時間ではあったが、同じような境遇から、お互いの病気や境遇についても親しく話をする仲になる。

だが、ある日を境に、拓也が顔を見せないようになったことから、鈴音は心配して拓也の病室に行くが、医師や看護婦は決して会わせようとしなかった。そんな中、容態が急変して余命幾ばくもないことを知った拓也は、15歳の誕生日までの3週間を生きるため、「人工肝臓システム」を使って延命することを希望する。

看護婦たちの話を耳にした鈴音は、拓也の血液型も「ボンベイ型」だったことを知る。鈴音は「自分の肝臓を拓也に移植してほしい」と担当医の佐伯に願い出るが、「鈴音では移植には耐えられない」と断られ、鈴音は不整脈による除細動のショックで倒れてしまう[注釈 2]。

その後、意識の目覚めた鈴音は、正確で力強い「心臓の鼓動」を感じとり、それが「拓也の心臓」であると直感する。佐伯医師は「ドナーが誰かは言えない」と前置きした上で、拓也の最後について語り始める。人工肝臓システムを移植した拓也は、一時は症状も軽減して意識も戻ったものの、急性肝不全を起こして脳死したという。

亡くなる前、15歳になった拓也は「臓器提供の意思表示」をしていた。鈴音に心臓を提供するために、拓也は延命措置を望んだのだ……。拓也からの手紙には、鈴音への恋の告白と共に、「心臓をもらってくれてありがとう」という感謝の言葉が綴られていた。手紙を読み終えた鈴音は、「ありがとう、さよなら。これからもよろしく。」と彼への返事を呟くのであった……。

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