短編映画『夜間』予告 – ENGINE

短編映画『夜間』予告 – ENGINE

短編映画『夜間』(監督 村上岳 / 脚本 須賀原優希 / 企画・プロデュース 久保田徹朗)

「その言葉を、想いを、詩を、この街の夜風に浮かべてー」

ENGINE – 夜間 feat.グッナイ小形 (Official Lyric Video)

[CONCEPT]
「人生は筋書きのないドラマである」
なんて言葉、僕は信じない。

いつだって、
僕等の物語のほとんどは、
初めから用意されていた。

体育館に響く蝉の声、
放課後のレモンスカッシュ、
僕等を繋いだポップスター、
そして、引き裂いた、二時四十六分。

渡せなかった円盤と
届けられなかった言葉たち。

僕等が歩いたそれぞれの道が、
今日、この日へと続いていたことだって。

そんな物語を、そんな毎日を、
僕等は、どんな風に歩いて行こう。

その言葉を、想いを、詩を、
この街の夜風に浮かべて。

[MEMBERS]
久保田徹朗 CREATIVE DIRECTOR / COPYWRITER
1996年生まれ。NPO法人Learning for All 広報・資金調達部門でキャンペーン・イベントのプランニング業務に従事し、250名以上のサポーターを獲得。その後、株式会社CAMPFIRE でクラウドファンディングの企画・戦略のプランニング業務に従事し、600 件以上のプロジェクトを支援 (合計流通金額5億円以上) 。現在は ENGINE を設立し、 社会課題の解決に本気で挑む組織の戦略からクリエイティブ制作まで一貫した「統合クリエイティブ」を提供。

小西有也 ACTOR
大阪府出身。映像作品を中心に活動。これまでの出演作に、映画『2020年 東京。12人の役者たち』(松本動監督/2020年)、映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』(近藤亮太監督/2022年)、映画『Chasing My Dream』(中山響一監督/2023年)、CM『プレンティーズCM 2022春』(松永万里監督/2022年)、MV『大丈夫さ/HIPPY』(玉木慧監督/2021年) 等。

妃乃ゆりあ ACTOR
役者としてドラマ、舞台、MV、CM等で活動。『カンナさーん!』レギュラー出演/UVERworld『ALLALONE』/ NonStopRabbit 『全部ブロック』/ ET-KING『約束』/劇団Nanaproduce 『追憶』/ 劇団KamakajiLab 『THELASTSONG-命の行進曲-』/劇団アレン座『積チノカベ』/CM 白猫プロジェクト.モンスターストライク 多数出演

村上岳 FILM DIRECTOR
ドキュメンタリータッチやストーリー性のある作品が多い。第73回広告電通賞OOH広告インフルエンス部門金賞 / TikTok映画祭2021ファイナリスト / 2021年東京国際映画祭Amazon Prime Video テイクワン賞ノミネート『EVEN』 / 2022年『Brain Online Video Award』協賛企業賞受賞 / 2022年札幌国際短編映画祭ジャパンプレミア『ZEN』

須賀原優希 SCREENWRITER
報われすぎないラブストーリーやお仕事コメディが得意。ドラマデザイン社26期インキュベーション生 / つんく中2映画プロジェクト「鯛を持って駆ける少女」脚本協力 / 第41回 シナリオS1グランプリ最終選考 / 第34回 フジテレビヤングシナリオ大賞39/1535作品まで残るなど

[STAFF]
出演:小西有也
   妃乃ゆりあ
   國玉咲笑
   グッナイ小形
監督:村上岳
脚本:須賀原優希
制作:植松蒼介
   阿部桜久
音楽:久保田徹朗
企画:久保田徹朗
製作:ENGINE

[THEMA]
「本作で震災後の二人の物語を描きたい理由」
昨年の二月頃、2022年8月にようやく避難指示が解除された、福島県の双葉町を訪れ、東日本大震災・原子力災害伝承館や、その周辺の街並みを散策しました。双葉町には、未だに震災後から手付かずの倒壊した家屋が沢山残っており、人通りもほとんどなく、まさにあの日から時計の針が止まったかのような場所でした。

この場所には確かに無数の物語が存在していました。しかし、あの日を境に、物語たちはこの街から姿を消してしまった。その物語の一つでも多くが、今もどこかで生き続けていることを願うばかりです。

その時に東日本大震災復興支援ソング『花は咲く』の作詞を手掛けた、岩井俊二氏が本作を「花が咲く」というコンセプトで描き始めたきっかけとなるエピソードを思い出しました。

岩井氏は当時、友人の安否をTwitterで確認していたところ、Twitter上で片想いの人を探してほしいという女の子の投稿と、それが片想いであるが故に、自分が探していることは知られたくない、という可愛らしい注文付きであったことを発見し、瓦礫だらけになったあの場所に、今もちゃんと「花が咲いている」と感じたことから、楽曲のコンセプトを打ち立てたそうです。

東日本大震災及び原子力災害の当事者でもない私が、今さら震災後の物語を描くことに対して、違和感を覚える人の方が多いことは重々承知ですが、福島県双葉町への訪問と「花は咲く」の題材となったエピソードが共鳴し、

「この二人の物語の続きを描かなければいけない」

と感じたことが、本作の着想に至った背景です。当初は楽曲との整合性のみを意識した短編映画の制作を構想していましたが、震災後の福島県双葉町を訪れた際に生まれた、誰から頼まれた訳でもない、根拠のない使命感から、本作の制作がスタートしました。

最後に、東日本大震災及び原子力災害で亡くなった全ての方のご冥福と、今を生きる全ての方の物語が幸せであることを、心からお祈り申し上げます。

企画・プロデュース 久保田徹朗

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